船免許(小型船舶操縦免許)の難易度 種類と取得のポイントを解説

船舶免許の船イメージ 釣り
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こんにちは。

小型船舶免許の取得とその難易度について記載します。

芸能人の木村拓哉さんや大野智さんが船舶免許を取得されたとニュースになっていましたよね。

私は2017年の夏に小型船舶免許1級と特殊小型船舶免許の2つを取得しました。

私自身取得するためにいろいろ調べて勉強し、取得できたので信頼性はあると思います。

免許取得するためにどうやったら取得できるかやどこで講習を受ければいいかいろいろ考えたり調べたりしたので、これをみている皆さんが免許をとる時の参考になればと思っています。

この記事は勉強の仕方やテスト対策などの要点ポイントを記載しています。

船免許を持ってるとステータス

小型船舶免許1級を持っていると友人に伝えると9割の方が「おー、すげー」って言ってくれます。

私の周りには小型船舶免許を持っている方が誰もいなかったからかもしれません。

実際私も免許を取得するまでは「船を運転できるってすげぇな」って思っていました。

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船免許の種類について

免許は1級と2級と特殊の3つがあります。

簡単に違いについて表にまとめました。

1級と2級の違いについてみていきます。

操縦できる船の大きさ

1級も2級も操縦できる船の大きさは同じですね。24m以内で20トン未満。

24mってどれぐらいか想像つきますか?結構でかいんですよ。

大型バス1台が約12mなので2台分ですね。

こんな感じです。。。。十分な大きさですよね。こんな大きい船を運転して航海したらモテるでしょうね。

船の航行区域

1級と2級の大きな違いは航行区域ですね。1級は無制限なんです。世界中船で旅ができるってことなんです。もちろん海外へいくときはパスポートは必要なのでお忘れなく。

(注意)100海里(185.2km)以上超える海域を航行する場合は、ヨット以外の小型船舶は一定の資格を持った機関長を船長の他に乗り組ませなくてはならないです。

私が2級ではなく1級の免許取得をめざしたポイントは、航行区域が無制限だからだったんです。

釣りが目的で免許をとったんですが、9.26kmを超えるかどうかを気にしながら釣りって難しいなと思いました。もちろん9.26km以内でも十分な釣りは可能と思います。

しかし、免許取得時はこの9.26kmっていうのが釣りにどう影響するかわからなかったので1級を選びました。

船免許を取得する方法

船の免許ってどうやってとるの?どういう仕組みなの?

国家資格なので、試験に申し込んで身体検査・筆記テストと実技テストを受けて合格する必要があります。

車の免許やバイクの免許を取得したときを思い出してください。教習所に通ってカリキュラムに合格してから、指定機関にテストを受けにいって合格すると免許発行って流れでしたよね。それとよく似てます。

船の場合は、

①自力で勉強して直接申し込みをし指定会場で試験を受ける。

②スクールで2日から4日通ってカリキュラムを受けてから、指定会場で試験を受ける。

③スクールで必要カリキュラムをすべて受講しクリアすれば、試験免除で免許を取得する。

大きくこの3つの選択肢の中から選びます。

私は②を選びました。1級+特殊コースです。

私もいろいろなサイトを調べてました。関西でも講習をしている会社はたくさんあります。決めては①ホームページに掲載されている内容が分かりやすかったのと、②講習場所が自宅から近いということでした。あと免許取得後のフォローもしっかりしてくれています。

ヤマハ藤田さんの講習を受けました。内容は、2級の学科講習を1日、1級の学科講習を1日、特殊講習1日、船の実技講習1日の合計4日をうけて、船と特殊のそれぞれ試験を受けました。

試験までの使用日数は4日と試験日2日の合計6日です。

学科講習は朝9時半から17時まで受けるのですが、内容はとても楽しかったです。海のルールや船の内容を勉強し、今まで知らなかったことがしっかりわかるということがとても有意義でした。

年配の元大型船長の経験者の方に講師をして頂いたのですが、非常にわかりやすくてわからないところは分かるまで丁寧に教えていただけるので、私にとってはとてもいい講師でした。

その講師のおかげで1級の試験の対策ができたと思っています。

スクールを受けるのではなく、どんな内容か知りたくてわかりやすい本としてお勧めしているのはこれです。

小型船舶操縦士 学科教本

船免許の筆記試験の内容と難易度

難易度は、

難しい  1級 > 2級 > 特殊  易しい

2級は基礎がメインなので難しくありません。

1級を短期間で取得するには、しっかりと試験内容を理解しないと受かりません

特殊は、2級の試験内容とよく似ています。難しくありません。

1級、2級、特殊の試験内容の違いをまとめました。

65%以上ってことは結構間違えていいやんって思うかもしれませんが、各科目で50%以上を絶対とらないと落ちるので、まんべんなく勉強し習得する必要があります。

テキストを一通り読んだ上で、問題集を解いていきましょう。

試験対策は、過去問をひたすらやり続けることが合格への最短距離です。

試験内容は、過去問を解くことで大きなチカラになります。いろいろな過去問を何度もときましょう!!

1級と2級の一般科目は共通問題で同じです。

1級の試験は2級の一般科目に加えて上級科目16問がプラスされるということです。

私は2級の試験内容は試験前の段階で自信がつきましたが、1級の勉強についてはしんどかったです。

1級で試験の申し込みをしましたが、勉強が大変だったので、一旦1級の申し込みを取り消して、2級の試験を受けて合格後、別日で1級の試験を受けようかとも考えました。(試験を申し込み後、級を変更した場合は手数料がかかります。)

理由は、2級と1級を合わせると勉強の範囲がとても広いからです。

1級の試験というのは2級の問題プラス1級の問題をクリアして取得になります。2級の問題をクリアして1級の問題だけ点数が足りなかった場合は1級はもちろん合格にはなりませんが、2級も合格になりません。

テストを受けるときにすでに2級の免許を持っている方は、1級の上級問題16問だけが試験の範囲となります。

1級の試験を申し込み後、2級の試験に変更は可能なのですが別途追加で変更の費用が発生するため変更はやめて必死で勉強し、1級を取得することができました。

学科講習を受けてから試験までの期間が短いのが自分を追い込む良いきっかけになりましたが

しんどかったです。

1級はちゃんと問題を理解しないとミスします。

海図はコンパスと三角定規を使用し、問題内容を解いていきます。

勉強し解き方を学ばないと解けません。

1級問題は、文章を読んで公式に当てはめて計算し答えを出す問題がメインです。

回答は4択です。問題の解き方を理解できていれば合格はできます。

船免許の実技試験の内容と難易度

実技試験は、車の実技試験と比べると項目も少なく難易度は低いです。

船免許の実技試験のポイント

安全確認

ミスしやすい箇所は安全確認です。目視で船の周りを安全確認後「前後左右よし!!!」と発声する必要があります。

テストの時って緊張しているので、意外に『前後左右よし』の発声を忘れがちです。

離岸と着岸

離岸は簡単なんですが着岸の時風が強かったりすると船が岸に当たったり行き過ぎたりしてしまうので注意が必要です。テストの時 風が強いか弱いかは運ですね。

もし勢いあまって桟橋にぶつかるようなことがあれば、試験監督が止めてくれます。

大切なことは、びびらずに思い切って着岸させることです。

びびってしまうと、桟橋まで船がつかず離れたままになりがちです。

免許取得後も着岸というのは、船をキズつけないためにもより慎重な操縦が必要となります。

着岸は慣れが必要だと思います。

船免許を取得してからレンタルボートで何度も乗っているうちに上手くなっていくと思います。

車の運転と同じです。乗れば乗るほどうまくなります。

人名救助

ブイを拾うのですが風が強かったら船が流されるのでこれも注意しなければいけません。

1回ミスっても2回目のチャンスはあります。

しかし、2回目ミスすると次の試験項目に移ります。

そうなってしまうとテストに落ちるかどうかはわかりませんが、ミスしたことを引きずらず切り替えて最後まで諦めずにテストを終えることが大切です。

まとめ

船に興味があったり、船で釣りをしてみたいなぁって思っている方がいたら免許を取得することをおすすめします。

1級と2級のどちらを取得をおすすめするかというと、私は1級をお勧めします。

確かに2級のほうがテストも簡単ですが、ちょっと沖に出ようと思うと2級ではいけないポイントも結構あります。1級はそれを気にしなくていいです。

2級でも釣りはできます。でも距離を気にしなくてはいけません。

波止から海を眺めて釣りをする楽しみは最高です。

いつも釣っている波止のポイントを沖から見て釣りをするのも最高です。

船の上で食べるお弁当もすごくおいしく感じます(^^)

対象魚も沖にいくと変わってきますし、自分で船を運転して好きな場所へいけるっていうのが最高の醍醐味ではないでしょうか。

海には道路標識や信号などありません。自分の好きなままに船を動かすことができます。

ぜひ船免許取得、がんばってください(^^)

【追記2020年10月30日】

私が免許を取得して3年が経過しました。

船舶免許を取得してよかったと思っています。

だだっぴろい海の上で船を操縦しているだけで本当にストレスが発散できます。

最近はようやく安定して少しですが釣果もあげれるようになってきました(照)。

船舶免許ぜひ取得しましょう!!

また釣果の内容など今後ブログで更新しようと思います。


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