豪華客船を一度は見に行こう
豪華客船までの道のり
三宮駅から神戸ポートライナーで2駅のポートターミナル駅下車するとすぐ目の前に港が広がります。
三宮からポートターミナルまでの運賃は大人210円です。所要時間は5分です。
今回見たのは、スペクトラム オブ ザ シーズ ( Spectrum of the seas )
ライナーでポートターミナル駅につく前の車内から、その豪華客船は姿を表します。
今まで豪華客船はみたことなかったんです。見たとしても別にたいしたことないやろー。って思っていました。
スペクトラム オブ ザ シーズは想像をはるかに超えるデカさにびびりました。
写真から伝わるでしょうか?とにかくデカイんです。想像を余裕で超えます。
私はここに来る前に友人にこう言っていました。
豪華客船見ても、絶対デカイとは言わへんと思うわ。なんかそんなんありきたりやし、そこまでデカないやろ。
その意見、一応聞いとくわ。
列車の車内からその船を見ただけで
え!? デカイ。
と、早速呟いてしまいました。衝撃的でした。
スペクトラム オブ ザ シーズ( Spectrum of the seas)の仕様は以下の通りです。
- 船籍 バハマ
- 総トン数 169,300トン
- 全長 347m
- 全幅 41m
- 喫水 8.5m
- 巡航速度 22ノット
- 乗客定員 4246人
- 乗組員数 1551人
- 就航年 2019年4月
大きさをタイタニックと比較してみました。
私の中での豪華客船のイメージは、高校の時に映画でみたタイタニックです。
主人公ジャックがチケットを手に入れタイタニックに乗り込むシーンは印象的でした。
船名 | Spectrum of the sea スペクトラムオブザシーズ | Titanic タイタニック |
総トン数 | 169,300トン | 46,328トン |
全長 | 347m | 269.1m |
全幅 | 41m | 28.2m |
喫水 | 8.5m | 10.5m |
巡航速度 | 22ノット | 23ノット |
乗客定員 | 4,246人 | 2,453人 |
乗組員数 | 1,551人 | 899人 |
タイタニックよりもデカイ。しかも余裕で。
スペクトラムオブザシーズはタイタニックの重さより3.6倍。長さは1.3倍。幅は1.5倍!!
大体の大きさのイメージは伝わったでしょうか?
船を横から見るとスペクトラム オブ ザ シーズは巨大なマンション。
この写真は、神戸ポートターミナルから撮った写真です。
これマンションですよね。乗客の皆さんは長旅なので普通にベランダに洗濯物などを干されていました。
数えると全部で12階建プラス屋上施設って感じです。
公式ホームページには、ありとあらゆる最先端の技術とテーマパークがつめこまれていると書かれています。
場所を少し離れてスペクトラム オブ ザ シーズをみてみました。
はい!
どん!
どん!
どーん!!
離れても存在感はめちゃくちゃあります。
対岸にも船を見にこられている方がたくさんいらっしゃいました。
デカイ船は係留ロープもとてもごつい!
1級船舶免許をもっている私にとってとても興味深いことがありました。
それは係留ロープです。
しっかり固定されています。
さすが超大型船。ロープも超太いね。
このポートターミナルには大型船がたくさんくるので、係船金具もとんでもなくデカイです。
ぜったいに外れないように固定されています。
ロープがまっすぐにピンとはられているのをみて、どうやってこのロープを誰が外すんだろうと気になりました。
そうだよね。たくさんロープってとっても太くて頑丈に見えたから人力では難しそうだよね。
16時出航でした。出航10分前から太鼓の音が聞こえてきました。あとで確認すると流通科学大学の和太鼓部による演奏だったそうです。
そうこうしているうちに、係船金具のそばに3人の大人が現れました。
おぉー、まじであれを3人の手で外すん??ってか外れるの?
外し方は、船内からロープをさらに外に出すことによって係留ロープを緩めていました。
緩まったロープと係船金具を大人3人がかりで外してロープを海にいれました。
すると船が自動でロープを巻きとる仕組みになっていました。
スペクトラム オブ ザ シーズ出航の時。
係留ロープがすべて離れると、169千トンの超大型の船でもスムーズに離岸するのをみて感動しました。
バルーンリソースでお見送りです。
人間の技術ってすごいな。全長役400mの鉄の塊が海を縦横無尽に航海できるなんて誰がチャレンジしたんだろうか。
船の上でアミューズメントパークやプール・カジノ・スカイダイビングシュミレーターと最新の遊びをいれる。
私にはこのような発想は思いつきませんでした。海外の人だからこのようなことを思いつくんでしょうか。
遊びのプロコーディネーターですね。
大きい手のパネルで手を振ってくれています。
普段は大きく見える観光船ですら、小さく見えます。
カラー放水でお見送りです。
綺麗なピンクでした。
黄色は勢いがありました。放水船の後ろにいるのが普段私がのっているサイズの船です。
【まとめ】実際に超大型豪華客船(スペクトラム オブ ザ シーズ)をみた感想。
船舶免許の講習をしていただいた元大型船の船長の教官が言っていた言葉を思い出しました。
「太平洋のど真ん中で、見渡す限り360度水平線。夜の月と船と海しかない。最高の景色
地球の広さを感じることができると。」おっしゃっていました。
インターネットが普及して世界中のありとあらゆるところの映像や写真が手軽にすぐにみれるようになりました。
そのおかげでその場所へ直接行かなくても雰囲気だけでも感じれるようになったと思っていました。
でも、それは大きな間違いかもしれません。
それはあくまで写真やビデオの世界であって実際に行ってみるのとレンズを通して見るのでは感じることのできない感動や発見があるのではないかと思ったのです。
今回の大型客船を実際にみて思いました。
よくテレビのニュースで大型船舶が神戸港にきたというのは見ていました。
見たつもりになっていました。
でも実際に見ると迫力はテレビでは感じることのできないスケールの大きさを目の当たりにしました。
最近は、どこにでも外国の方々は街中にいらっしゃいますが、
大型客船に乗り込む海外の人々を見て改めて世界の広さや世界を間近に感じれたことに少し感動しました。
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