この記事は、テニスのダブルスのゲームで雁行陣での前衛の動き書いています。
前衛の動きがいろいろある中でも、相手からポイント奪うための動きについてです。
前衛の動きによって、ダブルスの試合の流れを変えることができます。
この記事を書いている私は、中学の時に軟式テニスの前衛で県の選抜にも選ばれていました。硬式テニスでも前衛でのプレーを得意としています。
テニス ダブルス試合の前衛
雁行陣スタイル
中級・初級でのダブルスのゲームは、プレースタイルは雁行陣が多いです。
試合運びは、後衛同士のラリーが基本です。たまに前衛側にボールがきたり、甘いミドルの球が飛ぶと前衛がボレーをするというのがよくあるパターンです。
前衛はボールがきた時にだけボレーします。いわゆる「待ち」の姿勢です。
前衛の仕事は、「イチ早くポーチボレー」することだ。
待ってばかりの前衛は、ボレーをしてもあくまで受け身のボレーしかできない。
あまりボレーしない前衛に「ボレーの頻度が上がらないのはなぜですか?」と聞くと、「自分の届きそうな所にボールが飛んでこないから」という意見がよくあります。
「自分のところにボールが飛んでこないから」ではなく、「どうやったら自分のところにボールが飛んでくるか」に考え方を変える。
前衛の仕事は、「イチ早くポーチボレーをすること」です。
理由は、味方後衛と相手後衛のラリーの時に、前衛がポーチをすることで、ボールの流れが代わり一気に決めれる可能性が高くなるからです。
そのためには、どうしたらいいか?
相手の後衛が自分の狙ったところにボールを打ってきたら、あなたはボレーがしやすくなると思いませんか?
あなたがそこにジッと立っているから、ボールは飛んでこない。
相手の後衛は、あなたにボレーされたくないし、あなたのペアの後衛にも打ち返されないような球を打ちたいと思ってプレーしています。
あなたが前衛の位置を固定して立っていると、相手の後衛はずっとあなたの方向へ打ってきません。例えばあなたがボレーが苦手だったとして、それを相手が知っていたら話しは別ですが。。
しかし、あなたが事前に動くことで、あなたが動いた分の空いたスペースを相手に見せます。
そうすることで、相手がそのスペースに打ち込んだボールをボレーしにいくことできます。
相手の後衛が打つ3秒前にあなたがポーチに出るよう見せます。
すると相手の後衛は、ストレート方向が空いたと見えます。
当然ストレートを狙ってきます。しかし、それはあなたのフェイントです。あなたは矢印の方向に動いているので、ストレートにきたボールを見事にボレーすることができます。
まとめ Vのイメージで動こう
前衛の足が動いていないチームは、ディフェンスしかできないので相手チームの思うままに責められてしまいます。
特にダブルスは、シングルスと違っていかに自身のスペースを作って相手にそこを狙わせて捉えるかというのが試合に勝つポイントとなります。
毎回、スペースを作ることは難しいので出来ませんが、何球かに1回そのチャンスを作りましょう。
①ボールが自分の届く範囲に来たからボレーする。
②思い切ってポーチに出てみた。
これら2つのことだけを続けていても中々勝利にはたどり着きません。
あなたがスペースを開けて、相手後衛にそのスペースへボールを打ってもらう。
ボレーをする。
ダブルスで新しい動きを加えてどんどんボレーをしていきましょう。
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