テニスの試合は、技術や能力で決まると同じくらいの確率で心理作戦で成功した人が勝つ傾向もあります。
相手の気持ちを読んで戦略を練ります。
テニスダブルスのレシーブは、気持ちが追い込まれる状況を作られやすい。
テニスのダブルスの試合。カウント40-30。負けています。自分がレシーブの番です。
このポイントをとられると相手がゲームをキープする状態です。
何としても1点をとって次に繋げたい心境です。
通常、レシーブをするあなたは、クロス・ストレート・ロブの3通り方法のどれかを選択します。
もちろん相手が打ってくるサーブの精度によって打てるレシーブの内容は変わります。
できれば、相手がミスする確率を上げるようなレシーブを打ちたいと考えます。
自分のことしか見えない状況から脱出する。
しかし、自分がレシーブを打つ前に相手の前衛の動きを封じることができるとかなり楽なレシーブ展開ができます。
40-30。負けています。
相手のサーブがこちらへ向かって来たとき、レシーバーのあなたはボールを返球しようと集中しています。
あなたはボールを最後まで見て打ったのですごく綺麗なショットをクロスに打つことができました。
しかし、そこに前衛が現れてポーチされてしまいます。
ボールを返そうとばかり集中しすぎると相手の前衛はここぞとばかりにポーチに出てきます。
カウントを追い詰めた後のレシーブの方向はクロスに返球してしまうことがほとんど多いんです。
カウントが追い詰められたレシーバーはミスしない確率が一番高いところへ返球していきます。
相手の前衛にレシーブをポーチされないために
対戦相手のペアがサーブを打つ前に、対戦相手の前衛の目と、ストレート方向に打つというアピールを最大限します。
・目線をストレートに送る。
・素振りをしてストレート狙うようにみせる
・「ストレートを狙おう」と声に出していう
目的は、相手の前衛を警戒させて、こちらが有利になることです。
相手前衛は、レシーバーがクロス・ストレートの2択があると感じると自分の陣地(ストレート方向)は守ろうと考えます。クロスの場合は後衛が守ってくれますので。
そして相手のサーブがこちらへ入ってきたら、綺麗にクロスへ返しましょう。
次の展開へ進みポイントが取れる確率が上がります。
まとめ
テニスのダブルスの試合。レシーブ時カウントが追い込まれたときは、対戦相手の前衛にレシーブ方向の選択(クロスとストレートの2択)を想像させて、相手の前衛の動きを封じましょう。
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