この記事は、テニスのフォアハンドのスピード(球威)を上げるためには、どうすれば簡単に出来るのかを私の実体験に基づいて書いています。
この記事を書いている私は、筋力アップやテニスのレッスンを続けているだけではスピードは上がらないことに気づきました。
気づいた理由は、2年間球威と球速を上げるための筋トレを週2回・テニスのレッスンを週1回を続けています。
そのおかげで、テニスは確実にうまくなっています。周りの方にもそう言っていただいています。
しかし、ボールのスピード(球威)は なかなか目に見えて上がりませんでした。
ゴルフのスイングから得たヒントを取り入れた結果、劇的にテニスのフォアハンドのスピード(球威)が上がったので皆さんの参考になればと思い書いています。
テニスのフォアハンド
フォアハンドで一番求められているのは何?
テニスのフォアハンドを打つ時、一番大切なことは「ミス」しないことです。
私が「ミス」をしなければ、相手が「ミス」をしてポイントを取ることが出来ます。
またボールコントロールの精度を高めることで、相手を動かし「ミス」を誘うことが出来ます。
最近では、オープンスタンスでしっかりボールに回転をかけてコントロールを重視する人もたくさんいらっしゃいます。
しかし、ミスしないショットだけでは勝てない
先日参加したテニスのシングルスの大会で、ミスをしないショットを心がけてプレーしましたが、結果4−6で敗退しました。
原因は、ストロークのスピードの遅さです。相手のいないところにストロークを打っても、スピードがないので相手に何度も追いつかれてしまいました。
「遅い」という意味は、ロブではありません。ラリー時のショットの速さのイメージです。
現実にラリーを打っているショットだけでは、中々相手からポイントを取ることは難しいということを想像してもらえると嬉しいです。
シングルスの試合では、ボールに「ある程度のスピード」が必要。
フォアハンドのボールスピードを上げるために必要なことは、「ラケットのヘッドスピード」を上げることです。
ラケットのスイングスピードを上げるためには、ラケットとボールが当たる瞬間(インパクト)に最大の力になる必要があります。
ゴルフのフォームを参考にフォアハンドのスイングしてみた。
ヘッドスピードが重要視されるスポーツはテニスの他に「ゴルフ」です。
テニスとゴルフのスイングで、大きな違いは
- テニスは、動いている球を打つ
- ゴルフは、止まっている球を打つ
動いているボールを打つよりも、止まっているボールを打つことのほうが断然ムズカシイです。
理由は、頭の位置や体の中心が少しでもブレるとマトモにゴルフグラブにボールが当たらないからです。
テニスはゴルフと比べると簡単にラケットにボールが当たってしまうんです。
テニスボールの大きさとラケットのガットの面積が広いというのも当たりやすい理由なのかもしれません。
特にテニスのオープンスタンスはボールをとらえやすいフォームです。。
体の向きがネット(またはバックライン)と平行になって立ってても、利き腕を使ってボールを下から擦るとある程度の球威で飛んでいきます。
しかし、それではいくら筋力をつけても一般人ではスピードを上げる限界があることに気づきました。
打ち方を変えるだけで劇的にスピードが出る。
テニスは、スイングする時、右足から左足に体重移動しながらボールを打ちます。
※「ボールに体重を乗せるイメージ」とよく言われます。
ゴルフは、グラブでボールを打った瞬間は右足から完全に左脚に体重移動しません。
打った後のフォロースルーの時に左足に完全に体重移動します。
そうしないと、体の中心がずれてボールの中心にグラブが当たらないという理由の他に、
ボールがグラブに当たる前に体重移動をしてしまうと、ボールに加わる力が逃げてしまうんです。腰が先に回ってしまって力が完全に逃げてしまいます。
これを、テニスのスイングの取り入れました。
重要ポイント
1.テニスラケットでボールを打った瞬間は、体重の重心は右足に7割残したままにする。
同時に左脚の内股に力をいれて体が開かないように脚で壁を作るようにする。
2.ボールを打った後、フォロースルーの時に体重を右足から左脚に完全に移行させる。
この2点を実行できているかどうかチェックする方法
胸の向きが、ネットの方を向いて開くことはありません。胸の向きはネット又はバックラインに対して90度をキープしたままになります。
すると、驚くほどにスピードが上がります。
体の中心がブレずに体重を右足に残すことよって、ボールに対してラケットのスイング力がすごく伝わりやすいのだと実感しました。
名付けてTGハイブリッドとしましょう。
(テニスのTにゴルフのG)
検証してみました。
プールの水中の中で、ラケットを持たず、①変更前のスイングと②ゴルフから得たスイング(TGハイブリッド)を振り比べました。
結果、②ゴルフから得たスイング(TGハイブリッド)のほうがはるかに水を押し出す力が大きいのです。
実践してみました。
テニスレッスンのラリーの時に実践しました。
TGハイブリッドは腕に力を入れていないのに、ものすごいスピードでボールが飛んで行きます。
コーチとのラリーでは、いつも思いっきり打っても返球されてしまうのですが、
この打ち方に変更すると、コーチから何度もミスを奪いました。
コーチも驚いていました。
現時点でTGハイブリッドには弱点もあります。
スピードが驚くほど速くなることは伝わったでしょうか。
私が気づいた弱点は、打球の方向の制限です。
「ボールを打つ範囲が決まってしまう。」
打点の位置がほぼ決まっているので、足が向いている方向にしか打つことができません。
相手に次に打つ場所を読まれてしまう可能性があるということです。
しかし、これだけのスピードの球を打たれると相手もなかなか簡単に返すことはできないと思います。
まとめ
今まで、体重移動しながらボールを打つことが正しいと思ってテニスをしてきました。
それは間違いではないのですが、それではスピードの限界があることに気づきました。
ボールにきちんと力を伝えることで、新たに筋力をつけなくても今のボールスピードの倍は出ることがわかりました。
このフォームは一つの例なので、皆さんも自分にあったボールにきちんと力が伝わるフォームを考えてみてはいかがでしょうか。
テニスのフォームに良い悪いはありません。相手のコートに相手が取れないような良い球が入ることが目的です。
もっとテニスを楽しみましょう。
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