こんにちは。
皆さん、テニスの試合中何を考えていますか?
ポイントのこと? 次どの場所に打とうか? レシーブのポジションどこでとろうか?
もちろん試合の状況においていろいろな考えがあると思います。今日は試合中頭の中を整理すればするほど体の動きもスムーズになるっていうことについて書きます。
考えれば考えるほど動きが鈍くなります。
皆さん、試合の時の状況をイメージしてみてください。あなたがレシーバです。相手がサーブをうってきます。フラットでスピードが速いサーブがコートの真ん中(センター)に入ってきてサービスエースを取られたとします。
この時、すでにいろいろな情報があなたの頭を無意識の内に取り囲みます。
- カウントは、0-15。
- 初めての対戦相手。
- サーブが強烈
その情報から無意識のうちに次のように考えてしまいます。
- 相手うまいな。
- 次、またセンター抜かれたら嫌だな。
- ポジションちょっと右寄りにとろうかな。
そうこうしている内に次のサーブが飛んできます。返せたとしても雑念が多いので相手のボールにあわせてレシーブをすることだけになり、攻めることは中々できません。
動きが鈍くなりがちなんです。
考え方を整理しよう。
試合というのは、相手がサーブを打ってきて、こちらがレシーブして、どちらかがミスするまでがプレーです。
シンプルに考えてみてください。
ボールとあなたは1対1なんです。(当然ですがプレイ中はボールは2個ありません。)
こちらへ飛んできたボールを打ち返すことだけでいいんです。
相手がどんな人であろうとボールを返せばいいんです。
それ以外考える必要はありません。
ボールのことだけを考える。
ボールのことだけを考えることができると次第に集中力が増してきます。雑念が消えるんです。
雑念が消えると本来の足の動きやスイングができるようになるんです。
次どこに返そうとか考えだすと足の動きやフォームに乱れがでてミスが出やすくなります。それは雑念です。ボールのことだけをみて打つだけでいいんです。
気持ちの切り替えが大事
プレイ中の考え方としては、ボールのことだけ考えるのが一番なのですが、試合のカウントはセルフジャッジをする場合が多いので数えなければなりません。その時にカウントによってどうしても次どうしようかと考えてしまいます。
雑念が入ります。勝っていれば勝ちを意識してしまいます。負けていれば次どうしようかと考えてしまいます。
イチロー選手が「リセット法」について話されていたことをご存知ですか?
イチロー選手は3打席目まで打てなかった時の4回目の打率、または3回目までずっとヒットが出ていた時の4回目の打率が他の選手と比べて良かったそうです。
1打席1打席ごとに気持ちを入れ替えるようになった。
さらにそれが発展して、今度は1球ごとに気持ちを入れ替えてるそうです。
気持ちを入れ替えるというのは、気持ちをリセットする(忘れる)ということです。
野球のバッターボックスに立ってピッチャーの投球を待つ時ってテニスのレシーブの時と状況がよく似ていると思いませんか。相手のサーブ(投球)を待つ。
気持ちの切り替え=頭をリセットする。ことと思います。
ボールを打つことだけに集中する。勝っていても負けていてもボールを打って相手のコートに返すことだけを考える。それ以外は考えない。ボールだけを見ることです。
サーブを打つ時の雑念
サーブが得意ですって言う方は、多くはないと思います。サーブの時は雑念の塊です。
- どこに打とうか?
- フラットで打つか?スライスを打つか?
- ファーストミスったら、セカンドでプレッシャーかかるから嫌だな。
- 決めてやりたい。
- トスうまく上がるかな?
サーブで一番大事なことは、相手のコートのサービスエリアに入れることだけです。それ以外のことは考えません。雑念を消すには、手に持っているボールをじっと見てください。白のラインのところを一点に見ることで集中力が増します。
集中力が増すことで普段練習しているときの動きがきっとできるようになります。
まとめ
テニスというスポーツは、プレイヤーのミスの積み重ねで勝敗がつくスポーツです。勝つために(ミスをしないために)は、練習通りのプレーを発揮できることがとても大切です。
目の前に来たボールをみて相手のコートに返す。それだけを考える。
そうするときっと普段の自分の実力を試合で発揮できるようになると思います。
ぜひ一度試してみてください。
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