この記事は、テニスのスライスの上達するための手段を書いています。
- スライスの球がどうしても安定しない
- 何回打っても思ったところへ行かない。
- 回転量があがらない
- ボールをこする感覚が掴めない。
- どうやったら上手く打てるのか、もうわからなくなっている。
スライスってとても便利なショットなのですが、片手・両手のどちらでも安定するためにはコツを掴む必要があります。
コツを掴むことが出来なければ、残念ながら何度やっても上手く打つことは出来ません。
スライスとガットのテンション
なぜテニスのスライスが上手くならないのか。
テニスのレッスンでコーチの球出しをスライスで打つのは、たまに上手く打つことはできるがラリーになると全く打てない。自身が持てない。もちろん試合で使うことはできない。
あなたの練習方法が間違えているわけではありません。
テニスは打てば打つほど上手くなるスポーツです。上手くなるには極論1球でも多く打つことが大切です。
もしテニスが上手くならないなぁって思うことがあればとにかく打ちましょう。
しかし、スライスは打てば打つほど上手くなるわけではありません。
スライスは技術です。感覚を掴むことが必要です。
フォアハンドやバックハンドのストロークは、球数を打つことで打感やボールの軌道のコツがわかってきます。
スライスは違います。感覚を掴むことができなければ何度やっても上達できません。
だからこそ、みなさんは上達するためにいろいろ調べたりされていると思います。
ガットのテンションが高すぎるとスライスは打ちにくい
ガットのテンションが高い・低いの基準は人それぞれです。
ここでは、今みなさんが張っているガットのテンションでスライスが上手く打てないのであれば、一度5ポンド下げて張ってみてはいかがでしょうか?という提案です。
注意)必ずしも成果を保証するわけではないです。ご注意ください。
例えば現在のガットのテンションが50だとすると、45に変更する。
5ポンド下げると違いに気づきます。
テンションを下げる理由は、テニスのスライスを打つためには、ラケットの面とボールを出来るだけ長く触れされる必要があります。回転量を増やすためでもあります。
ガットのテンションが「高い」のと「低い」のとでは、ボールの反発力が変わります。
テンションが「低い」ほうがボールとガットが触れたとき、ボールがガットに「沈む」ので、触れている時間が長くなります。長くなった分、ボールを擦る時間が長くなり、コントロールがしやすくなります。
実際に、55 → 50 → 45 ポンドで試してみました。
50ポンドへの変更
以前の私のガットのテンションは長年の間ずっと55ポンドでした。
3ヶ月前に初めて55ポンドから50ポンドに変更しました。
そのときに書いた記事のリンクを張っておきます。読んでいただけたらうれしいです。
よく読まれている記事
5ポンド下げて変更することで、ガットとボールの触れている時間が伸びます。
「いままでピンと張っていたガットよりも緩みのあるガットのほうがクッション性が高くなる」と言ったほうが伝わるでしょうか。
5ポンド下げた50ポンドのガットは、私にとっては最高の仕上がりでした。
よかった点
- 相手の速い球でもしっかり返球できるようになった。
- スピンの回転量が1.5倍ぐらいあがった(よく曲がるしよく落ちる)
- ボレーのコントロールがとてもやり易くなった。
全体的に能力アップしたことを実感しました。
45ポンドへの変更
50ポンドから更に5ポンド下げて45ポンドを張ってみました。
テニスを2回やってみた後の感想です。
更によかった点
- スライスを打って相手のコートに簡単に返すことができるようになった。
- 自分の思ったところにボールがほぼ飛んで行きます。
- スピンの回転量が更に増えました。
- スライスサーブを打って、二人から空振りをとりました。
気になっている点
- 打球速度が若干落ちたような気がした。(フォアハンド)
スライスショットが本当に打ち易くなりました。
ボールがラケットにくっ付く感触がわかるほど、スライスがし易くなります。
50ポンドの時より45ポンドのほうがスライスがしやすいです。
周りの人からも、45ポンドのスライスショットをみてもらったときに驚かれます。
自由自在にスライスを打つことができます。
速い球のスライス
回転量の多いスライス
コースが深いスライス
コースが浅いスライス
いろいろ打てるようになりました。
もし、ガットのテンションが55ポンドのままだったら一生打てなかったと思うぐらい急に成長しました。
私の場合は、基準が55ポンドだったのでそこから10ポンド下げたことになります。
人それぞれ感じ方はありますが、おそらく良くなる方向になると思っています。
現状のテンションより5ポンド下げて張ってみる。
新たなテニスの扉を開くことができる可能性が出てきます。
使用しているガットの種類について
私が張ってよかったとおもうガットを紹介します。
ぜひ一度お店で現物を見てください。
なんでも一度試してみることがテニスの上達への近道だと最近感じております。
まとめ
みなさんが現在張っているガットのテンションから5ポンド下げて張ってみる。
大切なことは、5ポンド下げたからといってフォームは絶対変えてはいけません。(肘や腕を故障するおそれがあります。)
私は、スライス・ボレー・ストロークのすべてにおいてボールコントロールがし易くなりました。
ラケットがボールを捕まえているのが良くわかるようになります。
ホールド感がとてもわかります。
テニスを楽しみましょう。
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