スライスは最強の武器。
この記事を読むとスライスの簡単な打ち方。上達方法。そして使うタイミングがわかります。
私はグラフ選手のスライスに憧れてひたすらスライスを練習した結果、緩急のスライス身に付けることができました。
この記事を読むと
- スライスを打つとオーバーになってしまう。（山なりになってしまう）
- スライスを打つとよくネットにかかる。
- 狙ったところにボールが行かない。
- スイングのイメージが掴みにくい。
- よくラケットで切るっていうけど、わかりにくい。
こういった悩みについて解決できるように書いています。
スライスのラケットの握り方。
スライスショットを打つ時のラケットの握り方は、コンチネンタルグリップです。
コンチネンタルグリップとは、ラケットのフレーム部分を上にして地面に対して垂直に持ち上げて握手するように利き手で握ったグリップです。
スライスのスイング
ラケットをコンチネンタルグリップで持つと、ラケットの面と利き手の甲の面が同じ方向に向いています。
手の甲でボールを打つイメージでスイングします。
スイングするときに右肩の位置を固定してスイングするようにしてください。
右肩をボールを打つときに動かす（体が開いてしまう）と体の支点がずれてしまい
ラケットでボールを綺麗に捉えることができずミスショットに繋がります。
詳しくはバックハンドのページに記載しているのでよかったら読んでください。
スライスの威力は回転量で決まる。
スライスは、ボールに対しての回転量によってスピードが変わります。
スイングスピードを上げても早い球は打てません。
たくさん回転をかけるとボールのスピードはゆっくりになります。
回転量を少しにするとある程度スピードは出ます。
回転をたくさんかけるために。
ラケットをつかってボールにたくさんの回転を与えるには、ボールとラケットの面を接点をすこしでも長い距離をこすったほうが、回転量は上がります。
ラケットの角度は、地面に対して75度から80度ぐらいでボールをこするといい感じで回転がかかります。
スイングスピードをできるだけゆっくりにして、ボールをこするようにヒットしてみてください。
ゆっくりと綺麗な軌道を描いてボールが飛んでいきます。
もしそのとき、ボールが上に飛びすぎたり、ネットにかかるようであればラケットがボールにアタたる瞬間までじっくりみてラケットの面の角度を意識しましょう。
スイングスピードをあげてしまうと、ラケットでボールをこするのではなく打ってしまうので、回転量は少なくストロークに似たショットになってしまいます。
回転量が多ければ多いほど、相手のラケットや地面にボールが接触したときに回転の威力で横へボールが動こうとします。相手はボレーするときにその回転量に負けて相手のミスを狙うこともできます。
なぜスライスショットはコントロールしやすいのか。
それは、スイングスピードを落として打つからです。ゆっくりじっくりスイングすることで確実にラケットの面を狙った方向に向けて打つことができます。
スライスのコントロールがイマイチの場合は、もっとスイングスピードを落としてください。
うまくスライスショットが打てないとき。
スライスショットがうまく打てない時は、とにかくラケットのスイングスピードを落としてゆっくりふってみてください。そうすることでラケットのガットとボールが触れる感覚を掴むようにします。
ラケットでボールをきる？
この表現は難しいです。切るイメージでショットすると面が上を向いてしまいがちです。
切るのでなく、ボールをいかに長くラケットの面で滑らすかっていう風に考えてスイングするとイメージが掴みやすいと思います。
スライスショットとフラットショットを打ち分ける。
練習でも試合でもラリーをしているときにずっと球威はある程度リズムによってまとまってきます。選手はラリーのときは体でリズムをとってスイングしています。
その状況下で突然スライスショットを打つことによってボールの緩急が生まれます。
相手は急に緩い球に対して強く打つことはできず、チャンスボールが生まれやすくなります。
そして、その甘く返ってきたボールを強く振り抜いてポイントをゲットします。
＜注意＞スライスショットをミスすると逆に相手のチャンスボールになるので、コースをしっかり狙います。
よくプロ野球選手がストレートの直球を何球も投げた後に急にゆっくりのカーブをなげるとバッターはタイミングがとることができず空振りやゴロのあたりになります。
スライスは攻撃も守りもできるショットです。
スライスショットはさきほど書いたように緩急のついたボールを繰り出すことで相手のリズムを崩す攻撃的なショット以外に、守れるショットも打てます。
想像してください。相手のショットが強烈で自分のバックハンド側に深く入ってきた場合、フラットショトを打っていてはなかなかタイミングを合わすことは困難になります。
そこで、スイングスピードを落としたスライスショットを打つことで的確にボールを捕まえることができて綺麗に相手のコートに力もいれずに返球することができます。
フラットショットと違ってラケットの面のコントロールが取りやすいので相手のいない場所へボールを打ちます。
テニスはミスをしたら負けるスポーツです。
打ちにくいボールがきた時は、無理に打つのではなくフォワーでも、バックでもスライスでしっかりと相手がいない場所へコントロールして返球するのも有効な作戦になります。
まとめ スライスショットは確実性の高いショットです。
スライスショットは、ゆっくりスイングをしてその威力を発揮するショットです。
ゆっくりスイングできる＝ボールを最後まで見て打つことができるショットです。
ゆっくりスイングするので、ヘッドスピードを求めるフラットショットと比べて失敗も少なくなります。
得意なショットにスライスショットが加われば、テニスのラリーの戦術の幅も広がります。
練習をたくさんして得意なショットにしましょう。
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